食事次第で中性脂肪を減らすことはできるのでしょうか。貯めすぎた中性脂肪を放置してしまうと、さまざまな病気に発展しかねないのです。なるべく早い段階で減らす努力が必要となります。そのためにはまずは、食事内容を見直すのが一番といえるでしょう。実は中性脂肪には、粒子の大きなものと小さなものの2種類があります。大きい方は食事で変化するからなのです。つまり、食事の内容次第で大きい中性脂肪を減らすことができる、ということだ!
食事で中性脂肪を減らすといっても、やみくもに食べる量を減らせばよいわけではなくてきちんと食べるべきものは食べましょう。そしてある程度減らしたほうがよいものを把握して食生活を改善することが大切となってきます。砂糖の主成分、ショ糖は中性脂肪の材料になってしまうためお菓子はもちろんですが、甘いジュースなどはなるべく控えるようにしたほうがよいでしょう。
果物は果糖が含まれています。この果糖が中性脂肪が増えてしまう原因となってしまいます。ただし、ビタミンCやミネラル・食物繊維が豊富なので適量は摂るようにしましょう。アルコールですが、アルコール自体は中性脂肪に変わるわけではありません。しかし、お酒をよく飲む人は高脂血症になりやすいといえます。これは、アルコールが分解されるときに脂肪の合成を進める酵素を発生させてしまうためです。また、肝臓に負担をかけてしまうと小さい中性脂肪が増えてしまいます。
脂質異常症の場合は、動脈硬化を引き起こしやすいと懸念されています。脂質異常症になってしまった結果、動脈硬化を引き起こしてしまい、ひいては心臓では狭心症、また心筋梗塞、脳の場合だと脳梗塞などを招いてしまうリスクがあるのです。また、血中の脂質が増えてしまうことから糖質の代謝にも異常が生じてしまいますので、肝臓や膵臓の病変を招いてしまうこともあります。
その結果として脂肪肝や急性膵炎、胆石を発症してしまう場合もあります。またコレステロール値が過剰であった場合には注意が必要となりますが、極端に摂取を制限したとしてもホルモン異常や胆汁酸の分泌が不足してしまうことも考えられます。また困ったことに、脂質異常症はあまり自覚症状がないのです。これを自覚している人はわずか3割程にすぎないのです。突然このような疾患を引き起こすことからサイレントキラーと呼ばれています。
一般に男性は30代から、そして女性の場合は50代から、ほぼ2人に1人が脂質異常症の状態にあると考えられているのです。これは女性の方がなりにくいのは、女性ホルモンのエストロゲンが血液中の脂質が正常をたもつように働いているからです。しかし、閉経をした後はエストロゲン分泌量が激減してしまうため、LDLコレステロールが増えてしまいがちなのです。こういった点を踏まえて食生活などを日常から考えていきたいと思います。