脂肪過多はなぜいけないのか?

脂肪を摂りすぎてしまうとエネルギー過剰のために肥満となってしまい生活習慣病を誘発しやすくなってしまいます。また血液中の脂肪が増えてしまうと最終的にコレステロールや中性脂肪の値がが高くなりますので動脈硬化の発生を促してしまいます。動脈硬化は、高血圧、高脂血、過酸化物質などによる血管壁の内皮の障害のことを指しています。

また体の隅々にコレステロールを運ぶ低比重リポタンパク(LDL)が白血球の一種のマクロファージに食べられ内皮へ侵入してしまうことや血管壁内に大量にコレステロールが取り込まれてしまったり、コレステロールの沈着や蓄積によって血管内腔の狭まりや硬化がおこなってしまいます。動脈硬化の予防には、コレステロールの値を下げてLDLを増やさないようにすることが大切なのです。ひと昔前の日本人の場合は、もっと締りのある体をしていた人が多かったとおもいます。

しかし、最近の日本人の体脂肪は、とても増えているのです。「見た目」からして肥満の人もいますが本人も気づかない「かくれ肥満」が増えているようですよ。脂肪細胞の中だけでなく、血液中の脂肪が多くなっているということなのです。健康のことを考えればこのような脂肪の増え方は、かなり危険といえます。すべての年代で増えているようなのですが特に若い層にも増えていることが懸念されています。

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脂質異常症の場合は、動脈硬化を引き起こしやすいと懸念されています。脂質異常症になってしまった結果、動脈硬化を引き起こしてしまい、ひいては心臓では狭心症、また心筋梗塞、脳の場合だと脳梗塞などを招いてしまうリスクがあるのです。また、血中の脂質が増えてしまうことから糖質の代謝にも異常が生じてしまいますので、肝臓や膵臓の病変を招いてしまうこともあります。

その結果として脂肪肝や急性膵炎、胆石を発症してしまう場合もあります。またコレステロール値が過剰であった場合には注意が必要となりますが、極端に摂取を制限したとしてもホルモン異常や胆汁酸の分泌が不足してしまうことも考えられます。また困ったことに、脂質異常症はあまり自覚症状がないのです。これを自覚している人はわずか3割程にすぎないのです。突然このような疾患を引き起こすことからサイレントキラーと呼ばれています。

一般に男性は30代から、そして女性の場合は50代から、ほぼ2人に1人が脂質異常症の状態にあると考えられているのです。これは女性の方がなりにくいのは、女性ホルモンのエストロゲンが血液中の脂質が正常をたもつように働いているからです。しかし、閉経をした後はエストロゲン分泌量が激減してしまうため、LDLコレステロールが増えてしまいがちなのです。こういった点を踏まえて食生活などを日常から考えていきたいと思います。


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