中性脂肪は、増え過ぎても減りすぎても、健康に悪影響を与える脂肪であると言われていますが、現代では、中性脂肪の増え過ぎの方が、社会問題にもなっているほどです。それでは、中性脂肪を、どのように減少させればいいのかと言うと、食生活の改善と適度な運動が重要であることが分かっています。そして、中性脂肪を減らしたい場合、それ以上中性脂肪値を上昇させないことも大切になってくるのではないかと思います。
そこで、今回は、中性脂肪の上昇を抑えることに、少し注目してみたいと思います。中性脂肪の上昇を抑えるためにも、やはり減少させるのと同様に、食生活の見直しが重要になってきます。ひとつ注目したい食材があります。それは、昆布です。昆布は、ミネラル、食物繊維が豊富で、生活習慣病予防に効果的な成分を多く含んでいます。そして、中性脂肪の上昇を抑えるのに、さらに効果的な昆布が、とろろ昆布であると言われているそうです。
食品メーカーフジッコのニュースリリースから、フジッコと東京海洋大学大学院の教授、共同研究の結果、とろろ昆布の血中中性脂肪上昇抑制の作用があることが分かったそうです。研究では、蒸留水、とろろ昆布、昆布の粉末を、それぞれラットに与えて、血中の中性脂肪値を総量で比較した結果、蒸留水に比べて昆布の粉末が半分、とろろ昆布は1/3までに中性脂肪の上昇が抑えられていたということが分かったそうです。
とろろ昆布とは、昆布を酢に漬け、表面を柔らかくし薄く削ったものです。昆布に切削という工程が加わることで、細胞が細かくなり、中性脂肪の上昇を抑えることができると言われている水溶性食物繊維が、体内により取り入れやすくなることから、昆布よりも中性脂肪値の上昇を抑える効果が高くなるとされています。とろろ昆布も、食事のバランスを考えつつ、食事に上手に取り入れていくことで、中性脂肪を減少させたい人にとっては、良い助けになるのではないかと思います。
脂肪ときくと嫌われがちなイメージがありますよね。それは、ダイエットの敵であったり、病気のもとだというイメージがあるからでしょうか。しかし、脂肪は人間の身体にとって、大切なエネルギー源になります。また、内臓を衝撃から守ってくれて体温を保持するという働きももっています。脂肪は、人間の身体にとって必要不可欠なものなのです。それでは中性脂肪についてご紹介したいと思います。
脂肪組織の中に最も多くある成分が、中性脂肪です。中性脂肪は、糖質の2倍を越えるエネルギーを持っています。身体は、非常時にそなえて、この脂肪を貯めこむ癖を持っており、これは、昔の食糧難の時代の身体の仕組みなのです。しかし、現代の日本では、この仕組みに反して中性脂肪を溜め込み過ぎないようにすることが大切になってきています。ところで中性脂肪と体脂肪、コレステロールにはどのような違いがあるのか。
身体についている脂肪組織の総称が「体脂肪」で、体脂肪のもとが「中性脂肪」です。「コレステロール」とは、中性脂肪と同じ脂質のひとつですが、中性脂肪もコレステロールも、身体にとって重要な役割をしています。その反面、貯め込み過ぎればどちらも動脈硬化などの原因になってしまいます。中性脂肪とは、食事で取る場合に吸収されないで残った分が蓄積される以外にも体内でも作られています。